CAAはアクチュアリーと共に働く新資格

パラリーガルのアクチュアリー版ともいうべき資格
まだ資格保有者は少なく知名度の面ではまだまだだが、今後注目していきたい資格
こんにちは、Duke(デューク)です。
皆さんはCAA(Certified Actuarial Analyst)という資格をご存じでしょうか?
ほとんどの読者の方が初めて聞く資格名なのではないかと思います。それもそのはず、この資格が初めて試験を通じて付与されたのはWebsiteを見る限り2017年からとなっており、非常に新しく創設された資格であることが分かります。
しかしながら、この「パラリーガルのアクチュアリー版」とも言える新資格、今後大きな広がりを見せる可能性もあると思いますので、ここで少し詳しく見てみたいと思います。
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CAAとは?

CAA(Certified Actuarial Analyst)は、イギリスのアクチュアリー協会IFoAとアメリカのアクチュアリー協会SOAが共同で2016年に創設されたと記されています。
現在は資格保有者は100数十名程度とまだまだ少なく、ざっと見る限り日本人の試験合格者はまだいない模様です。
この資格の受験者として、
・金融機関等のアクチュアリー関連部署でアクチュアリーと共に業務を行っている人
・大学でアクチュアリー専攻を学んでいないが、数理的分析スキルを学んで就職活動/業務等に活かしたい人
・他分野で既に活躍しているが、数理的分析スキルを学びたい人
等を想定しているようです。
日本では大学でアクチュアリー専攻を学ぶことはアクチュアリー資格のための必須条件というわけではなく、むしろそういう例はまだまだ少数派のためピンとこないかもしれませんが、イギリスやアメリカのように大学でアクチュアリー専攻を学ぶことが実質的にアクチュアリーへの「必須条件」となっている国々では、学位を必要としないこの資格が創設されたことの意味は大きいのかもしれません。