アクチュアリーという仕事の魅力(その1)

客観的事実をベースに仕事ができる

アクチュアリーは基本的にほとんどの場合で数字という明確な指標を基にして物事を議論したり判断したりしていきます。

もちろん社内調整や人間関係、外部とのやり取り等で政治的な判断を迫られる等“サラリーマン的な部分”も当然ありますし、物事の伝え方も人によって上手下手はあるものの、論理的に考えそれを数字にして示すことで多くの人が納得する結論を導き、それを仕事に反映していけることが多くあります。

一見仕事ではあたりまえのように見えるかもしれませんが、一部の業界では必ずしもそうではないことを、著者が他業界で働いていたときに感じていました。その経験からも、アクチュアリーは「事実ベースで論理的に仕事を進めていくことが評価される」ことが多い職業であるといえるでしょう。

世界で働きやすい

多くのケースでアクチュアリーは数字をベースに仕事を進めます。そして数字はほぼ万国共通です。

母国語以外でコミュニケーションをとる場合でも、数字をベースに議論をしたり話をすることで、言葉のハンディを補うことができる場合がとても多いと感じています。

また、アクチュアリーはどの国でもその仕事に必要な基礎知識や理論はほぼ統一されています。

そのため他の国のアクチュアリーと話すときも一部詳細や用語等の違いは別として大きな枠組みに関しては皆共通の理解があり、それがコミュニケーションを助けてくれます。