日本
これについては既に様々な情報がWeb上にあるのでここでは割愛しますし、知り合い一人一人の年収を知っているわけではないので意外にも本当の水準というものは分からないのですが、人材紹介会社の求人を見るのが一つの目安になると思います。
ざっくり準会員で800~1200万、正会員で1000~1500万くらいでしょうか。
もちろんこれは求人にでている数字でおそらく実務経験5-15年程度の人たちを想定していると思いますし、ある程度以上の職位の求人は一般に公開されずヘッドハンティング等で採用が行われるケースが多いため、例えば2000万を超えるような年収の求人はWebではほとんどでてこないと思います。
年収を比較するときに考えること
国における物価水準や税率は各国ごとにかなり違います。現在においては日本は先進国の中ではむしろ物価が安い国の部類に入ります。上に挙げた国の多くは生活費が日本よりも高くなることが多く、年収が高いことが一律に良いかどうかは物価および税率と併せてみることが必要です。
もう一つの観点は「雇用がどの程度守られているか」ということです。
日本は終身雇用が批判されて久しいとはいえ、正社員はかなり守られた立場となります。逆に一部の国では正社員でも解雇を格段にしやすいところもあります。
もちろん「解雇をしやすい」ということはすなわち「その分いつもどこかの会社で募集が行われ、チャンスも多い」ということであり人材流動性が高いというポジティブな面もありますが、一個人の立場からすると「解雇されやすい立場」ならその分年収を高くしてもらわないと釣り合わない、と考えるのが自然だと思います。
まとめ
いかがでしょうか。年収は誰もが気になるところだと思いますが、アクチュアリーに関して言えば資格を取り実務経験を積んでいけばほとんどの場合ある程度の年収水準まで達することができます。
その上でどの国の資格を取り、どのマーケットでキャリアを積んでいくかはむしろ
「どんな働き方をしたいのか」
「どんなライフスタイルを送りたいのか」
という個人の価値観も含めた視点の方がより重要になってくるのかもしれません。