「海外の大学でアクチュアリーを学ぶ」という選択肢

ここまでメリットを書いてきましたが、もちろん現段階ではデメリットも予想されます。

デメリット1:学費が高額になりがち

これは医師の記事とは逆で、海外のアクチュアリー専攻の学費は高くなりがちです。海外での生活費も含めると、負担はかなりのものになるでしょう。

国によっては奨学金が充実しているところもありますが、日本と比べると割高になることは避けられないように思います。

 

デメリット2:大学内での厳しい競争

著者の同僚や元同僚に話を聞くに、アクチュアリー専攻は競争が非常に激しく留年やドロップアウトも珍しくはないようです。特に英語が母国語でない日本人にとってはかなりの努力を続ける必要があると考えられます。

もちろん大学を卒業できても正会員になれない場合もザラにある、ということは知っておかないといけないでしょう。

 

デメリット3:日本の資格はとれない

別の投稿にも書きましたが、海外のアクチュアリー資格をもって日本で働くことはもちろん可能です。

ただ会社によっては日本の正会員をより重用するところも未だにあると思いますし、実際に日本の会計制度や法令規制など日本独自の知識は日本の試験でしか問われないので、別途自ら学んでいく必要がある、というのは間違いないでしょう。

また残念ながら、日本の正会員資格は他国との相互認定制度がないため、他国の資格を日本の資格に切り替えることは現在できません。

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