海外のアクチュアリーはどんな人たち?(その3)

アクチュアリーが女性のキャリアに向いている理由

少し話が脱線しますが、著者が日本および海外の女性アクチュアリーおよびその候補生と接してきた中で、「あ、アクチュアリーという仕事は実は女性にこそ目指してほしい職業だ」と思っています。

1.キャリアのブランクに強い

日本においても海外においても、アクチュアリーとしてのキャリアを歩む女性たちの中には出産等でキャリアを一定期間離れる人が多くいます。

一般的に日本では離職後ブランクがある場合の再就職の難しさが課題とされていますが、アクチュアリーとして資格を持っていることでスムーズにキャリアを再開できることは大きな利点だと思っています。

日本の女性アクチュアリーでも在職中に出産を経験した人を数人知っていますが、退職してしまった人を見たことはなく、皆さん休職期間を経てスムーズに復職して活躍している印象です。(もちろん育児と仕事の両立はそれぞれ並々ならぬ苦労があるとは思いますが)

仮に一旦退職した場合であっても、一般の総合職と比較して専門性という武器がある分だけ復職へのハードルは格段に低くなると感じています。

 

2.コミュニケーションという武器

著者は協会の仕事を通じてアジア各国の若手のうち選抜されたアクチュアリーが招待されるセミナーの参加者を見る機会が何回かありましたが、そこではより女性の参加者が目立つ印象がありました。

自国の言語と異なる言語(ほとんどの場合は英語)でのコミュニケーションが必要なアジアの多くの国のアクチュアリーに関して言えば、一般的に語学の習得が早くコミュニケーションに優れる女性によりチャンスが多いのかもしれません。

アクチュアリーの業務においても、職位が上がるほど言語でのコミュニケーションの必要性が高まってきます。そのような状況においては、数理面での能力が同程度であれば女性により有利な場面がかなり多くなると感じます。

 

一つだけ興味深かったのは、セミナー等ほとんどの場で毎年参加者が男性ばかりであったのはアジアの参加国の中では日本と韓国の2か国だったことです。韓国のアクチュアリーに話を聞くと、ほぼ9割以上が男性だということ。生命保険の分野では制度面や商品等で似通ったところの多い2か国ですが、そんなところも似ているようです。
キャリア
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