海外で登録された会員の割合
またもう一つのデータとして、会員のうち自国外で働いている人の割合もいくつかの団体で公表されています。
各国のアクチュアリー会員のうち海外会員の割合
国・地域 | 海外会員の割合 | データ年 |
アメリカ(SOA) | 33% | 2017 |
カナダ(CIA) | 10% | 2017 |
オーストラリア(IAA) | 23% | 2017 |
イギリス(FOA) | 46% | 2016 |
日本(IAJ) | 非公表 | ‐ |
出典:各国アクチュアリー会公表資料
日本の場合は正確な統計はありませんが1~2%程度とみて間違いないと思います。つまりほとんど全員が日本で勤務している状況です。
イギリスの資格はヨーロッパはじめ多くの国の人たちが受験しています。またアメリカのSOAは特にアジア地域を中心に積極的に海外会員を増やしています。オーストラリアも近年アジア地域での会員を増やすための活動が活発になってきました。
人口10万人あたりのアクチュアリー正会員数
人口あたりのアクチュアリー正会員数をざっくりですが試算してみました。先ほどの正会員数を使って、2015年の国連発表の人口をベースに計算してみた結果が以下の表です。
各国の人口10万人あたりアクチュアリー正会員数
国・地域 | 2015年人口 10万人あたり |
アメリカ(SOA) | 5.4 |
カナダ(CIA) | 10.3 |
オーストラリア(IAA) | 9.4 |
イギリス(FOA) | 19.5 |
日本(IAJ) | 1.3 |
出典:著者推計
もちろん先に書いたように海外の会員もかなりの数いるのであくまで参考程度ですが、日本の正会員数は人口に比べて非常に少ないことがわかります。