アクチュアリーになりたい!‐なれなかった人編

日本以外で働いている場合

これは全ての国にあてはまるかどうかは不明ですが、それなりの数の正会員がいる国では長々と“受験中”の立場でいる人をほとんど見ません。

一方で他の部署の人と話をする中で昔アクチュアリーの勉強をしていた、アクチュアリー学科を卒業したという人をちらほらと見かけます。

著者の印象としては、大学/大学院を卒業または修了後5-10年程度を目安に正会員になる人だけがアクチュアリー関連の部署に残り、正会員になれなかった人は他のキャリアを目指す、といった傾向が見られます。

これらの国ではほとんどの場合一定以上の地位に就くために正会員であることを条件にしており、そうでない人を昇進させることはまずない、ということとも関連しているかもしれません。

たとえ受からなくても、、?

このように、もし将来的にもこの職種でずっと働きたいという希望がある場合は「試験に受からなくても働ける職場を選ぶ」という方法もあるかもしれません。しかし著者としては、まずは試験に合格するため最大限努力をすることをおススメしたいと思います。

別のページにも書きましたが、アクチュアリーとして仕事をしていくためには正会員の資格は実質的に必須となります。

 

ただ、たとえもし正会員に手が届かなかったとしてもアクチュアリーの勉強の過程で、またアクチュアリーの実務を通じて身につける数理的素養は金融をはじめ多くの分野で役に立つと考えています。日本でもアクチュアリーからキャリアチェンジしてIT等の分野で活躍の場を見つける人も出てきていますし、前にも書いたように海外でも多くの「元アクチュアリー候補生」が金融機関等で重宝されています。

ひとりでも多くの人たちが自分なりの活躍の場を見つけられることを願っています!

キャリア
スポンサーリンク
Dukeをフォローする
スポンサーリンク
アクチュアリー | 世界で活躍したい理系男子女子の仕事ガイド