海外のアクチュアリーはどんな人たち?(その2)

近年のアジア系アクチュアリーの増加
日本はアジアの一員か、それとも

こんにちは、Duke(デューク)です。

著者は日本で働いていた時代を含め、数多くの外国のアクチュアリー(あるいはその資格受験中の人)と接する機会に恵まれました。

その経験から、私見ではありますが日本との違いという観点から前回に続いて書いてみたいと思います。

スポンサーリンク

アジア系アクチュアリーの躍進

著者はヨーロッパで勤務した経験はないのでその方面はなんとも言えませんが、アメリカ、カナダ、オーストラリアなど白人の人口が多い国でもアジア人のアクチュアリーが非常に多くなっていることを感じます。

実際にSOA試験やオーストラリアの試験の直近の合格者リストを見てみても、ざっと50%近い合格者の名前がアジア系と推測されるものになっています。

ある団体では、アジア人の比率を出しています。アメリカの損害保険分野のアクチュアリー協会であるCASの公表資料によると、2017年におけるアジア系会員の比率は22%にのぼっています。若い世代に絞って考えれば、おそらくさらに高い割合のアジア人会員がいるものと推測されます。