どの国の試験が合格しやすい?アクチュアリー試験比較(その1)

試験科目数・形式

(2019年3月現在の情報です)

日本の試験については、以下のようになっています。

日本は筆記試験7科目(1次試験5科目+2次試験2科目)と最後に1日の集合研修で正会員となります。
10年ほど前に1次試験はマークシート式に移行しました。
2次試験は記述式で生保・損保・年金の3つのコースがあり、そのうち1つを選択して受験します。

アメリカは現在主に2つの団体(SOA、CAS)が資格試験を行っています。
ここでは著者が受験したSOAについて書いてみます。

SOAの試験は筆記試験は10-11科目(1次試験7科目+2次試験3-4科目)、4-5つのeラーニングによる学習、そして準会員、正会員になる前にそれぞれ集合研修が1つずつあり、これらを全て修了すると正会員となります。
1次試験はほとんどがマークシート式、2次試験は記述式です。
2次試験は現在6つのコースがあり、日本にはないERM(リスク管理)やInvestment(投資)などのコースも存在しています。
またVEE(Validation by Educational Experience)という履修要件があり、大学等でいくつかの項目の講義を履修した証明を提出する必要がありますが、これは日本在住の日本人の場合は追加のeラーニングを受講することで要件を満たすことができます。
試験
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